1時間も経たないうちに帰りたくなった
武勇伝が止まらなかった。
編集部が取材したアスカ(32歳)は、合コンで知り合った男性のことを今でも苦々しく思い出す。
最初は普通に話していたのに、すぐに自分の話ばかりになって。
アスカはこう語る。
相手の話はほとんど聞かない。笑顔もぎこちなくて、目が合いにくい雰囲気で。
1時間も経たないうちに、もう帰りたいって思いました。
外見がかなり不細工だった。でも外見だけならまだ話は別だった。
後日、共通の友人から聞いた。
彼、いつもあんな感じだよ。
性格の悪さが外見と相まって、最悪の印象になったそうです。
外見が悪いと性格の悪さがより目立つ
取材で見えてきたのは、外見のマイナスと性格のマイナスが重なると、印象が単純な足し算ではなく掛け算になるという事実だった。
どちらか一方だけなら、まだ救いがある。でも両方重なると、近づく理由が消える。
部署異動を希望するほど追い詰められた
ナオ(28歳)は、職場の上司の話をしてくれた。
容姿に自信がないのか、常に苛立ちを周りにぶつけてくるんです。
ナオはこう話す。
部下のミスを必要以上に責め立てて、陰で悪口を言う姿が目撃されることも。
顔立ちが整っていない分、余計に威圧的に見えてしまって、チーム内でも孤立しがちで。
外見が悪いだけならまだ我慢できる。でも性格まで悪いと本当に近づきたくない。
ナオはこう実感して、部署異動を希望したほどだった。
劣等感が攻撃性として周囲に向かう
取材で見えてきたのは、容姿への劣等感が原因で、他人を攻撃することで自分を保とうとする心理が働くという事実だった。
弱さが外に出る時、矛先はいつも周囲に向く。
君はまだマシな方だよと言われた瞬間、鳥肌が立った
マリ(41歳)は、マッチングアプリで出会った男性の体験を話してくれた。
プロフィール写真は盛っていたみたいで、実際に会ってみるとかなり不細工で。
マリはこう語る。
性格も最悪だった。デート中に他人の容姿を批判したり、女性の外見を値踏みするような発言を繰り返して。
言われた瞬間に全身がゾワッとした。
君はまだマシな方だよ。
すぐに帰宅した。
卑屈さと攻撃性が会話の端々に滲み出る
不細工な上に性格が悪いと、会話の端々から卑屈さや攻撃性が出てきて耐えられないんです。
マリはこう振り返る。
以後、そのようなタイプはすぐにブロックするようにしている。
自己卑下する冗談が周りを不快にさせる
編集部のユリ(23歳)は、大学のゼミでの経験を話す。
グループワークでも自分の意見だけを押し通して、女性メンバーを下に見るような態度を取る男性がいて。
ユリはこう語る。
顔立ちが悪いことを自覚しているのか、冗談めかして自分を卑下するんですよ。
でもそれが逆に周りを不快にさせる。
サークル飲みでも女性に絡むような発言が多くて、結局みんなから避けられる存在になっていきました。
被害者意識が孤立を深める
編集部のヒロ(仮名・43歳)は、知り合いの話をしてくれた。
その人は容姿に恵まれないことを理由に、常に被害者意識が強くて。
ヒロはこう話す。
女性に対してもどうせ俺みたいなのを好きになるわけないって先回りして突き放す態度を取るから、ますます孤立していって。
外見と性格の悪循環が人生を狂わせている典型例だと感じました。
取材で見えてきたのは、被害者意識は自己防衛のつもりが、実際には孤立を加速させるという事実だった。
元彼が自分の容姿を棚に上げて外見に文句を言ってきた
編集部のエリ(26歳)は、元彼との関係を振り返る。
彼は自分の容姿を棚に上げて、私の服装やメイクに毎回文句を付けてきて。
エリはこう語る。
束縛も激しくて外出を制限しようとしたり。
外見が整っていない分、内面で優位に立とうとする心理が透けて見えて、疲弊しました。
別れた今でもあの組み合わせは最悪だったって友人たちと笑い話にしています(笑)。
内面で優位に立とうとする心理の正体
取材で見えてきたのは、外見にコンプレックスがある人が相手の外見を攻撃する時、自分の劣等感を相手に転嫁しているという事実だった。
攻撃している間は、自分が劣っているという事実から目をそらせる。
でもその間に、相手は徐々に離れていく。
自分の性格の悪さを自覚して変えようとした男性の話
編集部が取材した中で、自分自身の経験を正直に話してくれた男性がいた。
昔は容姿にコンプレックスを抱いて、それが原因で他人に対して攻撃的になってしまった時期がありました。
彼はこう語る。
女性にフラれた腹いせにSNSで悪口を書き込んだり、友人の成功を妬んで陰口を叩いたり。
後になって後悔したものの、性格の悪さが外見のマイナスイメージをさらに悪化させて、良い出会いを逃してきたと実感してます。
今は少しずつ改善しようと努力中です。
その言葉には、静かな覚悟が滲んでいた。
外見のハンデを性格で覆した人もいる
取材で見えてきたのは、外見が悪い人ほど性格を磨く努力が必要なのに、逆に性格が悪くなってしまうパターンが少なくないという事実だった。
劣等感から来る攻撃性、他人を貶めて自分を保とうとする心理。
これが見え始めると、たとえ容姿が普通でも敬遠される。
女性は特に、不細工で性格悪いと組み合わさると、安心感が全くなく恐怖や不快感を覚えるケースが多い。
でも逆もある。
そうした状況から抜け出して、性格が丸くなり人間関係が改善した話も取材で聞けた。
外見を変えることは難しい。でも性格は変えられる。
自分を客観視する。卑屈さを手放す。相手の話をちゃんと聞く。
小さな変化から始まって、徐々に周囲の反応が変わっていく。
不細工であることは問題じゃない。
問題は、その不細工さを劣等感に変えて、他人に向けた時だ。
外見のハンデを性格で覆した人は確実にいる。
その人たちに共通しているのは、自分の状況を言い訳にしなかったことだけだった。

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